品詞の話 part⑦ 助動詞

この記事は約2分で読めます。

これまでの品詞の話は以下をご参照ください。

本記事では助動詞について簡単に説明します。

各助動詞の細かな説明はまた別の記事にします。

助動詞

助動詞は、活用する付属語で主に用言について意味を付け加える働きをします。付属語については以下をご参照ください。

さて助動詞ですが、

たとえば、

わたしは暖かな布団に抱かれる

このような例文のとき、「れる」が助動詞です。このときの「れる」の意味は「受け身」です。

助動詞には意味があります。これは非常に重要です。しかし今後の国語学習、特に古典学習のことを考えると、意味に加え、活用と接続も重要です。

助動詞の超重要ポイント!

  • 意味
  • 活用
  • 接続




意味・活用・接続

わたしは暖かな布団に抱かれる

①この例文の助動詞は「れる」で意味は「受け身」といいました。

まずこれが大切な一つです。

②次に活用ですが、助動詞は先に書いたように活用します。たとえば「れる」だと、

と活用します。このように助動詞は活用します。口語文法においてはそれを覚えろとは言いません。文語文法では覚えますが。

とにかく活用が大切と思っていてください。

③そして接続です。これはその語がどの活用形に付くか(接続するか)ということです。

わたしは暖かな布団に抱かれる

「れる」は「抱か」に接続しています。では「抱か」は何形なのでしょうか。活用形に付いては以下をご参照ください。

「抱か」は「ない」という助動詞がつき「抱かない」となりますね。「ない」は未然形に付く助動詞の代表例です。つまり「抱か」は未然形です。

したがって「れる」は未然形に付いています。そうです、「れる」は未然形に付くのです。

この接続はかならず理解しましょう。ここが分かっていると文語文法がかなりわかりやすくなります

それぞれの助動詞についてはまた別の記事に書きます。

とにかく助動詞は「意味」「活用」「接続」が重要ということを覚えてください。




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