【保護者向け】現役教師が教える子どもが勉強する具体的な声かけ|150点UPも夢じゃない!

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はじめに

まずはこの記事にたどり着いていただきありがとうございます。

この記事では、

子どもがどうすれば勉強をするようになるのか

また

どう声をかければいいのか

を説明します!

ぜひ試してみてくださいね。

概要

重要なのは以下の3点です。

①自己決定(自分で勉強開始時間を決めさせる)

②前向きな言葉がけ(否定的な言葉よりも肯定的な言葉を使う)

③手本になる(机に向かう姿を見せる)

これは私が塾講師時代にも、教員時代にも使用していたテクニックです。

子どもによっては勉強時間と点数が爆上がりです🌟

中には、中間試験約200点の生徒が、

期末試験では350点越えをすることもありました。

解説

①自己決定

早速、最も大切なことを言います。

それは、

子ども自身に勉強の開始時間を決めさせることです。

お母さん、お父さんも、人から言われたことよりも自分で決めたことの方が、

スッと始められたり、サクサク進んだりということはありませんか?

それは子どもも一緒です。

特に親子関係においては、

「はやく勉強しなさい!」など子どもが腹を立てるだけです(笑)

そうならないためにも、子どもに自分で決めさせましょう!

具体的な声かけ

ここでは具体例とその解説を見てみましょう!

(改善できる例)

保護者「早く勉強しなさい!」

子ども「わかってるよ!」


子どもからすると、またかよ~、うるさいな~としか思わないでしょう。それにこれは子どもに決めさせていませんね。

(改善できる例)

保護者「いつまでゲームしているの?没収するよ!」

子ども「うるさいな!」


これもやはり自己決定につながらないうえに、ゲーム以外にも娯楽はあるので効果は全くないですね。

(改善できる例)

保護者「いつになったら勉強するの?」

子ども「今しようとしていたのに!」


これはおしいですね。子どもに自己決定をさせられそうな感じはあります!

ただ、この保護者様の声かけは、「いつまでもしていないけど、いつになったら勉強を始めるつもりなの」という、子どもに勉強していないことを叱っているようにも聞こえますし、実際多くの子どもにはそう聞こえます。

(良い例)

保護者「何時から勉強できそう?」

子ども「んー、10分後かな」


これは私がよく使っているテクニックです。

叱っている感じはきっとあまりしないのではないでしょうか。

そして、勉強の開始時間を決めるのはあくまで子どもです。

保護者の方の仕事は、勉強をさせることではなく、

勉強に向かうきっかけを作ってあげることです!

そこで10分という今すぐではない時間を提示されても、

30分、1時間よりはましですよね(笑)

ちなみに

初回の声がけが「何時からするつもりなん」などだと

叱られている感があるので気を付けてくださいね。

もっとも大切なことは、

子ども自身に決めさせることです。

②前向きな言葉がけ

これは勉強だけではなく、人格形成にも関わることですね。

子どもはまだまだどうとでも染まります。

良くも悪くもなります。

特に保護者の方の声掛けによって、どちらにも染まっていきます。

良い方向に染める方法の一つが、

子どもに、自己肯定感の上がる前向きな言葉がけをしてあげることです。

そもそも人は、人に言われたように無意識化に変わっていきます。

例えば、

「君ってガサツな人だよね。」

こう言われるともちろんムカッとします。

しかしそれと同時に、

ガサツに見られている=ガサツな行動をしていることがあるのか

という思考回路になります。

これは自分の中で、

ガサツな自分の許容につながります。

思い当たる節があるかもしれませんね。

それなら逆に考えてみてはどうですか。

「君って丁寧な人だよね。」

こう言われると、そもそも嫌な気持ちにもなりませんし、

先ほどの理論では

丁寧に見られている=丁寧な振る舞いしているのか

⇒丁寧な私の許容へ

というようになります。

このように人間は、肯定的な言葉を投げかけられると

そういう人物像に近寄っていくことがあるのです。

これを教育でも生かしてみることが可能です🌟

具体的な声かけ

(改善できる例)

保護者「そんなんじゃ受験に失敗するよ」

子ども「うるさいな!」


これでは子どもの中では受験に失敗する自分が生まれます。

つまり、受験に失敗する自分の受容が行われてしまうのです。

(改善できる例)

保護者「あなたは勉強が苦手なんだからたくさん頑張らないと」

子ども「・・・」


子どもは思うでしょう。「あ、私って勉強できない子どもなんだ」と。そうすると子どもは勉強できな行動をとってしまいます。

(良い例)

保護者「コツコツできるタイプなんだから、暗記系からやってみるのはどう?」

子ども「確かにね」


子どもは自分の中に「コツコツできる自分」を作り上げていきます。一度だけではなく、たびたび言ってあげましょう。また、①自己決定を組み合わせてもいいかもしれませんね。

ある意味子どもを洗脳していきましょう(笑)

③手本になる

ここは保護者の方にとって耳に痛い話になるかもしれません。(笑)

胸に手を当てて考えてみてください。

いままで子どもに勉強をするように促すときに、

保護者様自身が携帯やゲームをしていたり、だらだらしたりしていたなんてことはありませんか?

これは子どもからすると「お母さん、お父さんは口ばかりで、自分たちは家ではなにもしていないじゃないか!」です(笑)

保護者様の気持ちの中には、

「こっちだって日中は仕事をして、家では家事をしているんだ!」

というものがあるのではないかと思います。正直私も思います。

家に帰ってまったり携帯をいじりたいです・・・

けれど、子どもには関係のない話なのです!

そもそも子どもだって日中は学校でしたくもない勉強をさせられて、家に帰ったら家事をさせられて、その上勉強をしろと怒られて、嫌気がさします(笑)

それに子どもには仕事の大変さなどわかりませんからね。

そのため、保護者の方にはいつも

「ぜひ机に向かって頑張る姿をお子様にみせてあげましょう」

そう伝えています。

机に向かう理由はなんでもいいんです。

ほしい資格の勉強をしたり、ナンプレなどの脳トレ系をしたり、家計簿をつけたり、

何なら子どもと同じ勉強をして、自分のわからないことを子どもに聞いてもいいんです。

こうやって大人だって机に向かうんだ。

そういう姿を見せてあげてください。

そうすると

①自己決定

②前向きな言葉がけ

これらも子どもが受けとめやすくなりますよ!

まとめ

①自己決定(自分で勉強開始時間を決めさせる)

②前向きな言葉がけ(否定的な言葉よりも肯定的な言葉を使う)

③手本になる(机に向かう姿を見せる)

もちろん、子どもとも関係性や、そのときの状況によって言い方があると思います。

子どもが明らかにいらいらしたりしているときは、そっとしておいてあげるのも手ですよ。

えらそげなことをたくさん書きましたが、保護者の方の一助となれば幸いです。

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