口語文法 2024.03.20 この記事は約3分で読めます。 目次 文の要素言葉の単位文の要素文節・分け方品詞自立語・付属語用言(動詞・形容詞・形容動詞)活用形とは活用の種類とは自動詞・他動詞動詞に接続する語連体形と終止形の識別体言右側主要部の原則副詞・連体詞接続詞・感動詞助詞助動詞その他敬語敬語の種類敬意の方向「大きい」「大きな」「大きさ」の識別4つの「ない」の識別音便 文の要素 言葉の単位 言葉の単位はじめに 言葉の単位とは、世界に無数にある言葉を区切り取るという、いわゆる「分節」をすることです。「文節」ではなくて「分節」です。 言葉という本来目に見えないものを可視化し、それを細かく分けていきます。 このような視点が国語の言語学的研究に... 文の要素 文の成分・要素/文節の関係とは?はじめに 文の成分・要素とはなにかを考えるにあたり、文節とはなにかを理解しているとわかりやすくなります。 文節が大丈夫な方はここは読み飛ばしてください。 文節とは、文を区切っても意味が不自然にならない最小の単位のことで、 ①自立語のみ、②自... 文節・分け方 【現役教師が教える】かんたんな「ね」を使わない文節の分け方|自立語・付属語に注目せよ!はじめに 中学1年生の国語で、「文節」というものを習います。 そのときに「ね」を入れて判断しようと習うことがほとんどだと思います。 「よ」「さ」で教える先生もいるかもしれませんね。 今日、私は朝の11時までぐっすり寝た。 ⇒今日ね、私はね朝のね11時までねぐっすりね寝た。 しかし この分け方は中1で卒業しましょう! 【「ね」を使わない】文節の分け方中学生は文節というものを学習します。 たとえば、 今日の朝はいつもカーテンからこぼれる光が届かない。だから起きられなかったというわけではない。 という文節に分けてみましょう。 すると、 今日の/朝は/いつも/カーテンから/こぼれる/光が/届... 品詞 自立語・付属語 品詞の話 part①(自立語・付属語)はじめに これから品詞についてpart①~⑦にわけて学びます。 以下は①~⑦に飛べるページです。ここでは各品詞についての概要をまとめて言います。各品詞の更に詳しいことは、各記事よりご覧になれます。 概要 文節についてはこの記事にて紹介します... 用言(動詞・形容詞・形容動詞) 品詞の話 part② (用言)はじめに 今回は品詞に関する内容のpart②です。①は以下よりご覧ください。 前回の続きになります。ぜひそちらからご覧になると理解が深まると思います。 また以下は品詞part①~⑦のまとめになります。 それでは本記事では「用言」と言われる「... 活用形とは 活用形とその意味?(口語文法)はじめに 国語を文法的に学ぶにあたって欠かせないのが、言葉を分節することです。 分節するとは、例えば、文章を段落に分けたり、段落を文で分けたり、文を文節に分けたり、文節を単語に分けたり、ひいては単語を音声や音素と呼ばれる発音に関わるレベルま... 活用の種類とは 活用の種類の正格活用(口語文法)はじめに 今回は活用形とよく混同される「活用の種類」について書きます。そちらも併せてお読みください。 そして今回は現代語文法(口語文法)についてまとめます。 古典文法(文語文法)については以下を参考にしてください。 ちなみに現代文の文法のこ... 活用の種類の変格活用(口語文法)はじめに 活用の種類には「正格活用」と「変格活用」があります。本記事では「変格活用」について書きます。正格活用は以下の記事をご覧ください。 また古文における活用の種類にも正格活用と変格活用があります。以下も参考にしてください。 本記事では現... 自動詞・他動詞 自動詞と他動詞はじめに 動詞には 「自動詞」と 「他動詞」 という種類があります。 これらは、その動詞が何に働きかけるかによって区別されます。 現代語ではそこまで気にする必要はありませんが、古文においては割と意識する必要がありますので、ここで理解していき... 動詞に接続する語 動詞に接続する語はじめに 本記事では用言のなかの「動詞」にクローズアップし、そのなかでも「各活用形に接続する語」について書きます。 用言(動詞・形容詞・形容動詞)が何か、各活用(未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形)とは何かについて更に学びたい方... 連体形と終止形の識別 【識別】「食べる」と「食べる」は異なるの?終止形と連体形はじめに 本記事では終止形と連体形の識別の仕方を書きます。 1、わたしはご飯を食べる。 2、わたしはご飯を食べることが好きだ。 この二つの「食べる」は両方同じ形にみえる「食べる」ですが、実は活用形が異なるのです。 この見分け方は非常に重要で... 体言 品詞の話 part③ 体言はじめに 前回までに①自立語・付属語 ②用言 について記事を書きました。ご参照ください。 本記事では「体言」というものについて書きます。 概要 用言や助動詞の活用形に「連体形」という活用形がありますが、これは「体言に連なる形」という意味でし... 右側主要部の原則 右側主要部の原則/規則はじめに 言葉というのは非常に面白いものでさまざまな法則やルールがあります。 ここでは「右側主要部の原則/規則(以下右側主要部の原則)」というものを紹介します。 これ自体が入試に出ることはありませんが、言葉の面白さを知ってもらうための一つと... 副詞・連体詞 品詞の話 part④ 副詞・連体詞はじめに これまで品詞の話をpart①~③までしてきました。以下もどうぞ。 今回は連体詞・副詞について学びます。 あまり学校では触れる機会の少ない品詞だと思いますが、ここでしっかり学んでいきましょう。 概要 古文の呼応の副詞の例 連体詞も副... 接続詞・感動詞 品詞の話 part⑤ 接続詞・感動詞はじめに ここでは「しかし」「だから」などの接続詞と 「やあ」「こんにちは」などの感動詞 について学んでいきます。 そして、これまで品詞についての概要をpart①~④でみてきました。 以下の記事もご確認ください。 そして本記事では接続詞と感... 助詞 品詞の話 part⑥ 助詞これまで品詞についてみてきました。以下をご参照ください。 本記事では「助詞」というものを見てきます。 助詞 助詞とは付属語で活用のない語をいいます。付属語に関しては以下をご参照ください。 助詞は大きく、格助詞・副助詞・接続助・終助詞の四つに... 助動詞 品詞の話 part⑦ 助動詞これまでの品詞の話は以下をご参照ください。 本記事では助動詞について簡単に説明します。 各助動詞の細かな説明はまた別の記事にします。 助動詞 助動詞は、活用する付属語で主に用言について意味を付け加える働きをします。付属語については以下をご参... その他 敬語 敬語の種類 尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ・丁寧語・美化語の見分け方はじめに 今回は 尊敬語 謙譲語Ⅰ 謙譲語Ⅱ 丁寧語 美化語 の見分け方を、 例文を用いて解説していきます。 中学生・高校生も理解できるように説明しますので、 ぜひ学校の授業にも活かしてください! なお、 敬意の方向について知りたい方はこち... 敬意の方向 【現古】敬意の方向はじめに 今回は敬語の方向について、 現代語と古文それぞれ丁寧に解説していきます。 はじめに敬語には三分類と五分類がありました。 三分類とは 尊敬語 謙譲語 丁寧語 のことです。 また五分類とは 尊敬語 謙譲語Ⅰ 謙譲語Ⅱ 丁寧語 美化語 ... 「大きい」「大きな」「大きさ」の識別 「大きい」「大きな」「大きさ」の識別はじめに ここでは 「大きい」 「大きな」 「大きさ」 の品詞の違いを確認していきます。 この時点でもしかしたら、 「え!品詞が違うの?」と思われた方もいるかもしれませんね。 でも大丈夫です。 今回しっかり理解できれば大丈夫です! 品詞の総... 4つの「ない」の識別 【識別】4つの「ない」はじめに 今回は「ない」という語について学んでいきましょう。 はじめに確認しておきますが、 「ない」には ①助動詞「ない」 ②形容詞「ない」 ③(補助)形容詞「ない」 ④形容詞の一部「ない」 の4つがあります。 例文は以下の通りです。 ①元... 音便 【現古】イ音便・ウ音便・撥音便・促音便はじめに 今回は 音便おんびん について 現代語文法(口語文法) 古文文法(文語文法) の両方を確認していきます。 音便とは、 簡単にいうと、 発音の便宜上の変化です。 つまり、 発音を便利にすることです。 身近な例でいうと、 「言って」と...