ナ行変格活用
これは古文における動詞の活用の種類をまとめた表です。
「死ぬ」「ナ行変格活用」を見てください。
「死ぬ」のように「な、に、ぬ、ぬる、ぬれ、ね」となるものをナ行変格活用(ナ変)といいます。
さて、このナ行変格活用(ナ変)は「死ぬ」と「往ぬ・去ぬ」だけです。
楽勝ですね。
なぜナ行変格活用というのか
ナ行変格活用(ナ変)はなぜ、「ナ行」「変格活用」というのでしょうか。
下の表の言葉を「死ぬ」につけてみてください。
すると「死なず」「死にけり・死にて」「死ぬ。」「死ぬるとき」「死ぬれども」「死ね」となりますね。
ちなみにこの「死なず」「死にけり・死にて」の作り方は以下を参照にしてください。
さて、さきほどの「死なず」「死にけり・死にて」「死ぬ。」「死ぬるとき」「死ぬれども」「死ね」の二文字目(「死ね」の活用語尾)に注目すると、
「な、に、ぬ、ぬ、ぬ、ね」のナ行だけですよね。だから「ナ行」というのです。
そしてなぜ「変格活用」というのかというと、
ナ変は活用する際の母音が下の表のように「a.i.u.u.u.e」となり、四段活用や上一段活用・上二段活用また下一段活用・下二段活用のような規則がありません。
だから「変格活用」というのです。
まあどのみちナ行変格活用(ナ変)は「死ぬ」「往ぬ・去ぬ」のしかないので楽勝ですね。
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