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【超必須】古文 接続助詞「ば」の使い方

この記事は約6分で読めます。

はじめに

古文において非常に大切になるのが、この助詞「ば」です。

特に「ば」のような助詞を「接続助詞」といいます。

ここではその接続助詞「ば」について書きます。

できれば読んだ後もう一読してほしいくらい重要です。





概要

接続助詞「ば」は、接続する活用形によって働きが異なります。

未然形に接続すると「仮定」

已然形に接続すると「確定」

を表します。

ちなみに後述しますが、

語呂合わせは

みかちゃん胃拡張

み→未然形

か→仮定

胃→已然形

拡→確定

です。

みかたんごだけにね…

  

また已然形に「ば」が接続する場合、主語が変わりやすい(必ずではない)ので、古文を読むときの手助けにしたいところです。

活用形に関してはこちらもご覧ください。






解説

古文における助詞「ば」とは

助詞「ば」には以下のような使い方があります。

この表に「順接仮定条件」「順接確定条件」という言葉があります。

「ば」で押さえておきたいのは、「順接」という言葉と、「仮定・確定」という言葉です。

特に「仮定・確定」という言葉は必ず「理解」してしまいたいところです。





順接とは?

順接とは、前に来る内容を受けて順当な結果になることをいいます。

一方で、順接の対義として「逆説」というものがあります。

逆説とは、前に来る内容とは逆な(順当ではない)結果になることをいいます。

順接・逆説を接続詞でいうと、

順接が「したがって」「だから」「そして」などです。

一方、

逆説が「しかし」「一方で」「けれども」などです。

古文における助詞「ば」はさきほど書いたように「順接」です。

ですので、助詞「ば」は、その直前の内容と直後の内容が順当な結果になることを表す助詞です。

接続詞についてはこちらもご覧ください。





ここが重要!「仮定」「確定」とは?

ここが重要なのですが、

「仮定」とは、「まだそうなっていない」ことを仮定し述べることです。

一方で

「確定」とは「もうそうなっている」ことを述べることです。

そして、ここで思い出してほしいのが、「活用形の意味」です。

活用形には「未然形」「連用形」「終止形」「連体形」「已然形」「命令形」がありましたが、「未然形」と「已然形」の意味に注目してみましょう。

未然形は、「未だ然らざる形」と読み「まだそうなっていない形」という意味でした。

一方

已然形は、「已に然る形」と読み「もうそうなっている形」という意味でした。

各活用形の意味はこちらをご覧ください。

  • 仮定…まだそうなっていないことを表す
  • 未然…まだそうなっていないことを表す
  • 確定…もうそうなっていることを表す
  • 已然…もうそうなっていることを表す

どうでしょうか。

「仮定」も「未然形」もどちらも「まだそうなっていない」ことを表すのです。

また、

「確定」も「已然形」もどちらも「もうそうなっている」ことを表すのです。

ここでもう一度、接続助詞「ば」の表を見てみましょう。

「仮定」が接続するのは未然形、「確定」が接続するのが已然形なのです!

これがめちゃくちゃ大切です!!

接続助詞「ば」のまとめ

  • 「仮定」「未然形」→まだそうなっていないという意味
  • 「確定」「已然形」→もうそうなっているという意味
  • 「仮定」未然形接続
  • 「確定」已然形接続

ではこのことを実際に例文で考えてみましょう。

仮定

1,人、文を読ま

(人が手紙を読んだならば、)

・四段活用「読む」の未然形「読ま」+「ば」

確定

2,人、文を読め

(人が手紙を読んだところ/読んだところ/読むといつも)

・四段活用「読む」の已然形「読め」+「ば」

・※確定「ば」の訳は文脈により決まる。






語呂合わせ

【再掲】

みなさんに覚えてほしいのでもう一度言っておきます。

語呂合わせで覚えるのもおもしろいと思います。

わたしは

みかちゃん胃拡張

で覚えさせています。(もちろん「理解」が一番ですが)

  • み→未然形
  • か→仮定
  • ちゃん→✖
  • 胃→已然形
  • 拡→確定
  • 張→✖

という具合ですね。

「みか威嚇」でもいいですね。

これは、

「未然形に『ば』が接続すると仮定になる」

「已然形に『ば』が接続すると確定になる」

ということを表します。

「『みか』たんご」だけにね・・・





已然形+「ば」(確定)で変わる主語?

古文ではよく主語が省略されるということを聞いたことがあると思います。(まあ日本語自体にそのような性質があるのですがね)

そしてその省略された主語を判断するのに役に立たつのが「ば」なのです。

先に言うと

已然形+接続助詞「ば」(確定)が出てくると、

主語が変わる可能性が高い!

しかし可能性が高いだけで必ずではないので注意して下さい。

たとえば、下の場合だと(原因/理由)と(偶然)では主語が変わっています。しかし、(恒時)にあるような主語が変わらない場合もあります。

あくまで変わる可能性が高いと思ってください・

(原因/理由)

3,(笛ガ)めでたきものなれ朝臣あそん、欲しがりて、(『十訓抄』一部改)

笛がすばらしいものであるので朝臣はほしがって、)


(偶然)

4,後に聞け、あらぬ笛を大丸とて打ち砕きて、(『十訓抄』)

私があとになって聞いたところ成方なりかたは別の笛を大丸といって打ち砕いて、)

※「成方」は(原因/理由)で出てきた「すばらしい笛」の持ち主

※「大丸」は(原因/理由)で出てきた「すばらしい笛」の名前


(恒時)

5,瓜こどもおもほゆ栗ましてしぬはゆ(『万葉集』)

私が瓜を食うといつも子どものことが思われる。私が栗を食うといつも一層子どものことがしのばれる)

接続助詞「ば」のまとめ

  • 「仮定」「未然形」→まだそうなっていないという意味
  • 「確定」「已然形」→もうそうなっているという意味
  • 「仮定」未然形接続
  • 「確定」已然形接続

已然形+「ば」(確定)は主語が変わりやすい!






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